[ニューヨーク 17日 ロイター] - ニューヨーク連銀は17日、サプライチェーン(供給網)の状況を追跡するデータの提供を強化すると発表した。

来週20日のブログ投稿で新たな「サプライ・アベイラビリティー・インデックス(SAI)」を公表する。今後は地域の事業活動に関する月次定例調査の一環として取り上げるとした。

NY連銀は、サプライチェーンの圧力がインフレの主因と指摘。新たな指数は「供給停止がどの程度広がっているかを測定し、供給力が改善しているかどうかを把握し、インフレ圧力と地元企業への影響を追跡するための新しい尺度を提示する」とした。

発表によると、新指数は今後、ニューヨーク州製造業業況指数の調査およびビジネスリーダーを対象に実施する調査に取り入れられる予定。新指数はNY連銀が毎月発表しているグローバル・サプライチェーン・プレッシャー・インデックス(GSCPI)と合わせ「米国の動向と国際的な供給力を比較する」ことができるという。