[17日 ロイター] - LSEGのデータによると、今月15日までの1週間でグローバル株式ファンドに約102億7000万ドルが流入し、3週連続で買い越しとなった。

米労働市場の軟化の兆候やインフレ率の鈍化を示す統計指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)が年内に利下げに踏み切るとの観測が強まったことが追い風となり、グローバル株式ファンドの需要が増えた。

前週は125億4000万ドルの流入だった。

米国株ファンドは57億8000万ドルの流入。一方、欧州株ファンドは32億2000万ドル、アジア株ファンドは13億7000万ドルのそれぞれ買い越しだった。

セクター別では、産業部門が7億3200万ドルの流入。金融は4億1200万ドル、公益は3億4800万ドルそれぞれ流入。一方、ハイテクからは7億5500万ドルが流出した。

グローバル債券ファンドには55億8000万ドルが流入した。

マネー・マーケット・ファンド(MMF)からは204億2000万ドルが流出した。

コモディティーでは、貴金属ファンドに2億3400万ドルが流入。一方、エネルギーファンドからは7400万ドルが流出した。

新興市場ファンド2万9558本を対象としたデータでは、株式に15億3000万ドルが流入した。