[アメリアアイランド(米フロリダ州) 21日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、利下げが企業や家計の支出を刺激し、インフレが次々に変動するような状況に陥ることがないよう連邦準備理事会(FRB)は利下げ開始に慎重になる必要があると述べた。

記者団に対し、インフレ率が「跳ね回り始めないようにすることがわれわれの利益になる。個人的にはそれが起こらないようにもう少し待つ方がいい」と指摘。インフレ率は引き続き年内に緩やかに低下すると見込んでおり、第4・四半期に1回利下げすることが適切とした。

さらに「利下げを急いではいない」とし、「利下げの道を歩み始めるときには、インフレ率の2%達成が明白であることを確認する必要がある」とした。

また「ここしばらく過熱した環境が続いている」と言及。自身が対話した経営陣らは価格上昇と金融引き締め政策の組み合わせが「一部で想定されていたような支出抑制を生んでいない」と述べており、「このため、今後1─2年は業績がかなり堅調で、売上高と利益は過去最高水準に達するという自信が高まっている」とした。

これは企業や労働者にとって良いニュースである一方、ボスティック氏は、利下げによって投資が刺激され、住宅市場が活性化し、消費者の支出が促進され、インフレ鈍化が止まり、価格が再び上昇する可能性があるのなら、FRBによる利下げ開始のタイミングはさらに難しくなるとした。