Curtis Williams

[ヒューストン 21日 ロイター] - 米石油大手エクソン・モービルとカタール国営石油会社カタールエナジーが運営予定の液化天然ガス(LNG)輸出プラント「ゴールデンパス」の建設工事で、主要な役割を担っていたザカリー・ホールディングスが21日、連邦破産法11条の適用を申請した。

ゴールデンパスは、テキサス州のガス輸入ターミナル跡地で建設が進められていた。

しかしザカリーは、発注内容の変更や建設スケジュールなどを巡るコスト面の問題に直面し、追加資金を確保する協議を行ったが不調に終わったと説明。ジョン・ザカリー最高経営責任者(CEO)は「前に進む道が見つからなかったので、当社の事業を守るための措置を講じるしかなかった」と述べた。

プロジェクトの30%権益を保有するエクソンの広報担当者は「他の利害関係者とともに(工事請負先を)円滑に移行して影響を最小限にとどめるためのあらゆる選択肢を検討している。われわれはゴールデンパスLNGの完成を全面的に支援し続ける」とコメントした。

エクソンは今年、ゴールデンパスのLNG生産が2025年前半に開始されるとの見通しを示していた。