[21日 ロイター] - 米食品・飲料大手ペプシコは21日、カリフォルニア州で業務に使用する電気自動車(EV)を拡大する方針を示した。今後数カ月かけて同州の施設に米EV大手テスラのクラス8トラック「セミ」50台と米自動車大手フォード・モーターの電動バン「E─トランジット」75台を配備する。

ペプシコはこの措置について、2040年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標の達成に向け、同州で業務用車両の電動化を大きく進めるのに役立つと説明した。

ペプシコは17年にテスラのセミ100台を発注しており、当時としては最大規模の注文となった。しかし、ロイターは今年4月、ペプシコが発注した100台のうち使用されているのは36台にとどまると報道。納車の遅れが明らかになった。

今回発表されたセミ50台は、ペプシコの同州フレズノにある製造施設を拠点として稼働する。

ペプシコによると、このEV拡大に必要な資金の一部には、カリフォルニア州大気資源局や同州エネルギー委員会などから給付される補助金を充当する。