Blake Brittain

[24日 ロイター] - 米オープンAIが「チャットGPT」などの生成AI(人工知能)を訓練するために盗んだ個人情報を利用しているとして、同社とその筆頭株主である米マイクロソフト(MS)を相手取って起こされた集団訴訟で、米カリフォルニア州北部地区連邦地裁は24日、原告の訴えを退けた。

集団訴訟は昨年、法律事務所のクラークソン、モーガン&モーガンが消費者を代表して起こした。オープンAIとマイクロソフトがソーシャルメディア・プラットフォームなどのサイトにある個人情報を乱用し、人間の指示にどう答えるかをAIに学習させていると訴えた。両社は否定していた。

連邦地裁の判事は、204ページにも及ぶ訴状は「長過ぎる」だけでなく、不必要な指摘を大量に含んでいるため原告の主張の適切性を判断できないと指摘。修正した訴状を出すことは可能だとした。

クラークソンの弁護士ライアン・クラークソン氏は、要請に従って訴状を修正するとの声明を出した。