[ワシントン 14日 ロイター] - 米労働省が14日に発表した5月の輸入物価指数は前月比0.4%下落し、昨年12月以来の下落に転じた。エネルギー製品の価格下落を受けた。4月は前回発表から変わらずの0.9%上昇だった。

ロイターがまとめた市場予想(関税を除いたベース)は0.1%上昇だった。

輸入物価の予想外の下落は、先に発表された5月消費者物価指数(CPI)の伸びが予想を下回ったことと相まって、米連邦準備理事会(FRB)による9月利下げ期待を維持することとなった。

FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「FRB政策決定者は今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)までにインフレに期待通りの動向を見ることはできなかったが、見通しには変化の風が吹いている。9月に最初の利下げが行われる可能性は否定しない。輸入品価格の下落は、インフレに疲れた消費者に歓迎されるに違いない」と述べた。

5月の前年同月比は1.1%上昇した。

5月は燃料価格が2.0%下落。4月は4.1%上昇だった。

食品価格は1.6%下落。4月は1.3%上昇だった。

燃料と食品を除くコア輸入物価指数は0.2%下落。4月は0.6%上昇だった。前年同月比では0.1%上昇した。

資本財は0.1%下落で、4月の0.1%上昇から反転した。

自動車・部品・エンジンは0.1%下落。4月は0.4%上昇だった。

消費財は0.2%下落し、3カ月連続のマイナスとなった。

中国からの輸入物価指数は0.2%下落。前月まで2カ月連続で横ばいだった。前年同月比は2.1%下落。

5月の輸出物価は0.6%下落し、前月の0.6%上昇から反転した。前月比では12月以来の下落で、非農産物の輸出物価の0.8%下落が響いた。一方、農産物の輸出物価は、小麦、果物、トウモロコシ、肉類の価格上昇により0.5%上昇した。

輸出物価の前年同月比は0.6%上昇。4月は0.9%下落していた。