[ニューヨーク 21日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が小幅上昇し、ドル/円は8週間ぶりの高値を付けた。6月の米総合購買担当者景気指数(PMI)で米経済の堅調さが示唆されたことを受けた。

米S&Pグローバルが21日発表した6月の米総合PMI速報値は54.6と、2022年4月以来2年2カ月ぶりの高水準となった。

終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は、0.2%高の105.81。

マッコーリーのグローバル為替・金利ストラテジスト、ティエリー・ウィズマン氏は、欧州の政情不安が最終的には企業や消費者の信頼感を悪化させる可能性があるため、ドル高は継続すると予想。「ユーロやポンドが上昇したとしても、それが強力で持続的なものになるとは思えない。上昇局面で売り、その後安値で拾うのが好ましい」と述べた。

一方、ドルは対円で0.4%高の159.59円。一時159.62円まで上昇した。

ストーンXの市場調査責任者マット・ウェラー氏は、外為トレーダーが来週注目するのは日本円と指摘。米財務省が20日に公表した外国為替報告書で、為替操作をしていないか注視する「監視リスト」に日本を加えたことについて「追加介入に対する外交的警告だ」とした。

先週、日銀が国債買い入れ減額の具体的計画を7月末の決定会合に先送りしたことで、円は圧力を受けている。

神田財務官は21日、「投機による過度な変動が国民経済に悪影響を及ぼすような場合には、しっかりとした対応をとる」と語った。

英ポンドは横ばいの1.2649ドル。

ユーロも1.0697ドルと横ばいとなった。

ウェルズ・ファーゴ(ロンドン)のマクロストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「全体的に見て、欧州為替市場にとって最大の焦点となる6月末から7月上旬のフランス国民議会(下院)選挙を前に、市場は大きな値動きを求めることを躊躇しているようだ」とコメントした。

ドル/円 NY終値 159.79/159.82

始値 159.00

高値 159.84

安値 158.86

ユーロ/ドル NY終値 1.0691/1.0695

始値 1.0680

高値 1.0697

安値 1.0679