[ナイロビ 21日 ロイター] - アフリカ疾病対策センター(CDC)のンケンガソン所長は21日、アフリカにおける新型コロナウイルスの致死率が世界平均の2.2%を上回る2.5%に急上昇し、懸念される状況と明らかにした。

所長は記者団に、これまでは世界平均を下回っていたとした上で、「致死率が極めて懸念すべき水準に達し始めている」と述べた。ただ上昇の原因には触れなかった。

また、致死率が世界平均を上回る国が増加していると付け加えた。現状で致死率が3%を上回っている国は、エジプト、コンゴ民主共和国、スーダンなど21カ国という。

専門家は昨年、感染流行初期にアフリカでの致死率が低かったのは、検査率が低く人口に占める若年層の割合が高いためだった可能性があると指摘した。

一方、世界保健機関(WHO)アフリカ地域事務局のマシディソ・モエティ事務局長はオンライン記者会見で、「(アフリカの)致死率は他地域より劇的に高いわけではない」と発言。致死率の高さはおそらく、より感染力の強い変異種が見つかった南アなど、感染第2波の被害が最も深刻な国で充分な治療ができていないという問題に起因するとの考えを示した。

アフリカCDCのデータによると、過去1週間でアフリカ大陸のコロナ感染者は前週から約7%減少したが、死者は10%増加している。

ンケンガソン所長によると、これまでにアフリカで確認された死者は8万1000人で、世界のコロナ死者の4%を占めている。累計感染者は330万人。

さらに所長は、アフリカで過去1週間で報告された感染者は20万7000人で、このうち10万人が南アで確認されていると説明した。