[台北 10日 ロイター] - 台湾外交部(外務省)は10日、今月24日から開催される世界保健総会への招待を受けるため、最後まで努力する考えを明らかにした。世界保健総会は世界保健機関(WHO)の意思決定機関で、主要7カ国(G7)は総会への台湾参加を要請している。

だが、台湾を自国の領土と見なす中国は招待に反対し、台湾に関し「妥協の余地はない」としている。

台湾外交部の歐江安報道官は10日、総会への招待をまだ受けていないとした上で、「外交部は総会に参加する権利を得るため、衛生福利部(衛生省)と協力し、最後まで全力を尽くす」と表明した。

一方、WHOのソロモン首席法務官は10日の記者会見で、台湾に総会へのオブザーバー参加を認めるかどうかはWHO加盟国が決定することだと説明。外交筋によると、非加盟国をオブザーバーとして招待する場合には加盟国による採決が必要で、中国の友好国への働き掛けで容易に阻止できるという。

中国の華春瑩外務省報道局長は10日の記者会見で、米国が台湾の招待を求めていることを「政治的操作」と非難し、台湾は国際機関への加盟を望むなら中国の一部であることを受け入れる必要があると述べた。

その上で「台湾問題は中国の核心的利益に関わると再度強調したい。中国に妥協の余地はない」と語った。

WHOはコメント要請に応じていない。