[ソウル 21日 ロイター] - 韓国を訪問中の米国のソン・キム北朝鮮担当特使は21日、韓国の魯圭悳・朝鮮半島平和交渉本部長、船越健裕外務省アジア大洋州局長と北朝鮮問題を巡り協議した。キム氏は「前提条件なしでいつでも、どこででも会うというわれわれの提案に北朝鮮が前向きに回答をすることを引き続き期待している」と述べた。

魯氏は、キム氏と北朝鮮との「速やかな」対話再開に向け協力する方策を話し合ったと述べた。

キム氏は北朝鮮から会合に関する回答を待っており、実施する場合としない場合のどちらの用意もできていると述べた。その上で、具体的な動きがあるまでは、引き続き国連安保理の対北朝鮮制裁決議を実行するとし、他国にも同様な対応を求める考えを示した。

魯氏と船越氏の2者協議も予定されている。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)は18日、金正恩朝鮮労働党総書記が17日の党中央委員会総会で対米関係について、対話と対立の双方の用意をすべきだとし、特に対立に備える必要があるとの見解を示したと伝えた。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は20日、金氏の発言について「興味深いシグナル」だと述べた。同時に、非核化協議を巡り北朝鮮側から直接的なコミュニケーションがあるかどうかを見極めたいとの考えも示した。

バイデン政権は北朝鮮政策の見直しを行った結果、北朝鮮の非核化に向けて現実的な外交を模索する方針を示している。その後、駐インドネシア大使のキム氏を北朝鮮担当特使に起用した。