[北京 23日 ロイター] - 中国の習近平国家主席が21−22日、国家主席就任後初めてチベット自治区を視察し、住民に対して共産党への忠誠を求めた。中国の指導者が同自治区に入ったのは30年ぶり。国営新華社通信が23日伝えた。

習氏は飛行機でニンチーに到着した後、鉄道を使って中心都市のラサへ移動。新華社によると、亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマが居住していたポタラ宮に立ち寄り、チベットの宗教や文化的な活動などを視察した。

また習氏は、住民を「漢字とともに偉大な母国、中国人民、中国文化、中国共産党、社会主義」とより一体化させる取り組みを進めるよう自治区幹部らに指示し、住民は共産党に従うことで初めて、「中華民族の復興」を実感できると強調した。

チベット自治区の人口の8割強はチベット族で、漢民族は少数派。大半のチベット族はチベット仏教の信者でもある。中国の憲法は信教の自由を認めているが、共産党は無神論を堅持している。

習氏は2011年には、国家副主席としてチベットを訪れた。