[シドニー 29日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は29日、新型コロナウイルスワクチンの接種だけではシドニーのロックダウン(都市封鎖)は終らないとの見解を示した。ニューサウスウェールズ(NSW)州は28日、同ウイルスのデルタ変異株の感染拡大を抑制するため、州都シドニーの封鎖を8月28日まで1カ月延長した。

首相は現地メディアに対し、「ワクチンはもちろん、助けになる。接種率の低さは改善が必要で、そうなれば感染防止策の助けになる。しかし、それだけでは封鎖解除にはつながらない」と述べた。

NSW州では16歳以上で完全接種を終えた人の割合が17%程度にとどまっており、シドニー大都市圏で6月26日から封鎖が行われているにもかかわらず、感染者は増加し続けている。今年最悪となった今回の流行で州内でこれまでに確認された感染者は2500人超、入院者は165人、集中治療を受けているのは56人で、うち22人が人工呼吸器を必要としている。