[ドバイ 28日 ロイター] - イランの最高指導者ハメネイ師は28日、2015年の核合意を再建するための協議で、米国の「頑固な」要求は受け入れないと述べた。米国は二度と合意を放棄しないことを保証していないと批判した。

国営テレビによると、ハメネイ師は「米国は完全に憶病で悪意のある行動を取った」とし「一度目は何の犠牲も払わずに核合意を破って離脱した。今度はそうしたことが二度と起こらないと保証できないと明確に述べている」と語った。

米国務省報道官は声明で、バイデン政権は米国とイランの双方が合意に復帰するための外交手段を「誠実かつ堅実」に追求してきたと指摘した。米国はウィーンに戻って協議を再開する用意があるとし、イランに対し、合意を模索するために直ちに交渉に復帰するよう求めた。

バイデン政権は核合意にイランの核とミサイル開発をさらに抑制し、地域での活動を抑える内容を盛り込みたい考えだが、ハメネイ師は他の問題を追加することを否定した。

「直近の協議で米国は頑固な態度に終始した。紙の上では制裁を解除すると言いながら、実際は解除しておらず、この先もしないだろう」と述べた。

米国は「かたくなに」既存の核合意に一文を加えることを主張していると指摘し、核合意やイランのミサイル開発、中東の問題に介入する口実にしようとしているとの見解を示した。

「もしわれわれがこれら問題を協議することを拒否すれば、米国はイランが核合意に違反したと非難し、合意は終わったと主張するだろう」と話した。