[ソウル 1日 ロイター] - 韓国政府が1日発表した7月の貿易統計は、輸出が前年同月比29.6%増の554億3000万ドルと、1956年の統計開始以来、最高を記録した。半導体やバイオヘルス製品に対する外需が旺盛だった。輸出の増加は9カ月連続となり、新型コロナウイルスの流行がこれまでで最も深刻な状況にある韓国の景気回復を支えている。

ただ、7月輸出の前年比の伸びは6月の39.8%から鈍化し、ロイター調査のアナリスト予想平均(30.2%)も下回った。

一方、7月の輸入は前年同月比38.2%増加。6月は同40.7%増だった。

コロナ対策の規制が7月半ばから強化され、国内の消費者心理が冷え込む中、韓国銀行(中銀)は輸出主導の経済成長に期待を寄せている。

7月の輸出は半導体とバイオヘルス製品が好調で、それぞれ39.6%、27.2%増加した。石油化学製品は59.5%増、自動車は12.3%増、コンピューターは26.4%増加した。

ハナ・フィナンシャル・インベストメントのアナリスト、Chun Kyu-yeon氏は「半導体、自動車、石油化学製品といった主要輸出品の需要は引き続き旺盛だ。景気回復は先進国主導で進んでいる」と指摘。「とはいえ、ベース効果が薄れているため、(前年比の)伸びは今後鈍化するだろう。一部のサプライチェーンの問題で物流コストも上昇している」と語った。

輸出先の内訳を見ると、最大の貿易相手国である中国への輸出は15.7%増。米国向けは32.1%増え、欧州連合(EU)向けは43.9%増えた。