[北京 16日 ロイター] - 中国商務省は16日、環太平洋連携協定(TPP)への加入を申請したと発表した。声明によると、王文濤商務相がニュージーランドのオコナー貿易相に申請書を提出した。貿易における影響力を強めるのが狙いとみられる。

同協定は2018年、日本やオーストラリア、ニュージーランド(NZ)など11カ国が署名して発効した。

当初は中国の地域的影響力に対抗する重要な経済対抗策とされ、オバマ元米大統領によるアジアへの戦略的シフトの要だったが、トランプ前大統領が17年に協定から離脱した。

中国にとっては、東南アジア諸国連合(ASEAN)や日豪韓NZと昨年署名した「地域的な包括的経済連携(RCEP)」に続き、通商上の大きな後押しとなる。

中国は豪州との経済協力に大きな可能性があるなどとして加盟を働き掛けてたが、両国関係は悪化している。

このほか、英国やタイも加盟に関心を示している。

中国商務省によると、中国とNZの担当相が電話会談し、申請後の手続きについて協議したという。