[ジャカルタ 17日 ロイター] - インドネシア外務省は17日、オーストラリアが米英と合意したインド太平洋の新たな安全保障協力の枠組みの下で原子力潜水艦を建造すると発表したことについて、軍拡競争を懸念していると表明した。

同省は「地域で軍拡競争と戦力展開が続いていることを深く懸念している」と表明。オーストラリアに対し、地域の平和と安定を維持し、国際法を尊重するよう改めて求めた。

オーストラリアのモリソン首相は同日、ABCラジオに、原子力潜水艦の建造計画については、インドネシアの国防相と外相にすでに伝えており、近くジョコ大統領と協議すると述べた。

南シナ海では、領有権を主張する中国をけん制する動きが広がってている。

インドネシア海軍は16日、領海内を中国と米国の船舶が航行していたとして、南シナ海の同国領ナトゥナ諸島付近のパトロールを強化していることを明らかにしている。

ナトゥナ諸島の漁業組合の会長によると、同諸島の海域では今週、軍艦を含め、中国の船舶が6隻見つかった。米国の船舶も定期的に海域を航行しているという。同会長は「戦争に巻き込まれ、安全に漁業ができなくなることを懸念している」と述べた。