[東京 21日 ロイター] - 自民党総裁選に立候補している4候補は21日、党の中堅・若手約90人が参加する派閥横断組織「党風一新の会」(代表世話人、福田達夫衆院議員)の会合で党改革などについて持論を披露した。

河野太郎行革担当相は、人事の要の幹事長の条件について「党を改革するならば、はっちゃけた人でも良いのでは」と語った。

河野氏は各種の調査で次期総裁候補として人気が高く、共同通信社が17、18日に行った電話調査によると、総裁選の投票資格があると答えた党員・党友の回答では48.6%が新総裁にふさわしいとした。

河野氏は、「官房長官はいろいろな役所に関わる政府の仕組みを理解している人が良い」と指摘した。幹事長については、「党を改革するならば、はっちゃけた人でも良いのでは」としたうえで、「地域の県連や党員にしっかり向きあい、自民党に対する声を吸い上げるフットワークの軽さ、また記者会見を行う広報の顔になれる人が良い」と話した。

その上で「官房長官は調整力、幹事長はどちらかというと発信力が大事なのかな」とした。

<官房長官は聞く力が大事─岸田氏>

岸田文雄・前政調会長は、「官房長官には国民やマスコミとのコミュニケーション能力や、様々な省庁について横断的・全体的に考えることができる能力、聞く力が大事」と述べた。「首相との相性も大事」と付け加えた。

幹事長については「400人近い国会議員を束ねることができる人柄や胆力などが求められる」と述べた。

<幹事長は党のお金にクリーンな人─高市氏>

高市早苗・前総務相は、官房長官について「政策をしっかり受け止めて各省庁の最適な人材を使い、各党への根回しができ、正しくはっきりと発信できる人」。幹事長は「税金も入っている大切な党のお金についてクリーンな人」とした。

さらに「総裁は党運営に目配りの時間がなくなるので、代わりにしっかりと目配りをし、人材が足りないのであれば外部から人材を入れるなどの判断ができる人」と説明した。意中の候補の有無については「実は何もまだ考えていない」とした。

<首相のパートナーー野田氏>

野田聖子幹事長代行は、具体的な要件は挙げず、「官房長官や幹事長は首相のパートナーであって部下ではない。チームを支えて行く人であれば、その思いだけで十分」とし、「挙党体制を作れる人」と述べた。

(竹本能文)