[ウェリントン 22日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)のブルームフィールド保健局長は22日、新型コロナウイルスの市中感染をゼロに戻すことはできない可能性があるとの見方を示した。

ニュージーランドは昨年、コロナの封じ込めに成功し、今年も2月の小規模な感染を除けば、8月にデルタ株が広がって全土のロックダウン(都市封鎖)が発表されるまで感染をほぼゼロに抑えていた。

最大都市オークランドではロックダウンが続いており、連日少数の感染が報告されている。

ブルームフィールド氏はラジオ・ニュージーランドで「ゼロには戻らないかもしれないが、重要なのは感染を見つけ、接触者追跡を基本的に継続し、検査・隔離を行うことで市中感染の拡大を阻止することだ」と述べた。

また、感染拡大を抑えつつワクチン接種の加速を目指すとし、「90%超の接種率達成が、これまで享受してきた自由を取り戻すための新たな手段になる」と述べた。

一方、ヒプキンス新型コロナ対策相は定例会見で、政府は感染ゼロの目標を断念しておらず、引き続き達成を目指していると強調した。

ニュージーランドでワクチン接種を完了した人は人口510万人のうち約40%。22日発表の新規感染者は23人だった。