[サンティアゴ 27日 ロイター] - チリ当局は27日、新型コロナウイルスの感染拡大以来発動していた非常事態宣言を終了すると発表した。感染者の大幅減少に伴い、通常の生活への復帰が見えてきた。

非常事態宣言は、世界最悪レベルの感染状況を受けて2020年初めに緊急措置として議会で承認され、夜間外出禁止令の発出や深刻な感染地域における強制隔離などの権限が政府に付与された。

ピニェラ大統領は記者会見で、「過去3カ月間に医療状況が好転し、感染者数、治療者数、入院者数、死者数が大幅に減少した」と述べた。

チリは世界の中でも最も迅速かつ成功したワクチン接種政策を行った国の一つで、ロイターの算出によれば、人口の約4分の3が接種を完了。その結果、感染者数が大幅に減少している。

政府は、移動規制のほかイベントや公共の場の収容人数制限を緩和する方針。今月には外国からの観光客受け入れも再開している。