[東京 27日 ロイター] - 福田康夫元首相は27日の都内での講演で、衆院選で自民党は過半数を獲得できるとの見方を示した。米中・日米の密接な経済関係を踏まえれば軍事衝突はあり得ないと指摘し、米中戦争や「台湾海峡での戦争はあり得ない」と強調した。

31日に投開票される衆院選では自民党は大幅に議席を減らして「負けるかもしれないが、過半数は超えると思う」と述べた。

福田氏は日用品からクリスマスツリーまで米国は中国に依存している一方、中国は米国債を大量に保有。売却すれば米債価格が下がるため売れない「米中もたれあいの状況だ」と指摘。「米中が相戦うことはあり得ない」と述べた。

自民党が衆院選の公約に掲げる防衛費の増額に関連し、「日本に戦争ができるのか。日本の周辺国がすべて敵なら守り切れない」と指摘。韓国・中国・ロシアのみならず北朝鮮とも外交関係を改善すべきと主張した。

新型コロナウイルスは中国発との米側主張について、「イラクに米国が存在を主張した大量破壊兵器がなかった。大国の主張を素直に信じてよいものだろうか」と疑問を呈した。