[ハルツーム 27日 ロイター] - スーダンの国軍がクーデターで実権を掌握したことを受け、世界銀行は27日、同国内での事業に対する融資を停止した。

一方、同国内では市民団体や国営石油会社の従業員、医師、航空機パイロットらは、クーデターに対する抗議運動を繰り広げた。

クーデターを主導したスーダン軍トップのブルハン氏は、2019年のバシル長期政権崩壊後に民政移管を目指した軍民共同の統治評議会を解体、暫定政権から実権を奪った。

スーダンは30年に及んだバシル政権下で国際金融システムから排除されていたが、世銀は3月に同国への関与を完全に復活させ、20億ドルの支援を承認した。

世銀のマルパス総裁は声明で、スーダン情勢に「強い懸念」を表明した。

国際通貨基金(IMF)の報道官は、スーダン情勢を注視しているが、コメントするのは「時期尚早」だと語った。

暫定政権のハムドク首相は軍の拘束を解かれ、自宅で監視下に置かれている。国連のスーダン派遣団は27日にツイッターへの投稿で、仏独英米と欧州連合(EU)、ノルウェー、国連の代表がハムドク首相の自宅を訪れた際、首相の健康状態は良かったと明らかにした。

スーダンの国営テレビは27日遅く、ブルハン氏が米国、EU、中国、カタール、フランスに駐在する大使とジュネーブにあるスーダン代表部のトップの計6人を解任したと報じた。軍の実権掌握への支持を拒否したためだとみられる。

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