[シンガポール 27日 ロイター] - シンガポール保健省は、27日の新型コロナウイルス新規感染者が流行開始以来最多の5324人となったのを受け、「異常な増加」に関する調査に入ったと明らかにした。

27日に確認された死者は10人、累計は349人となった。

保健省は同日夜に声明を発表し、「きょうの増加は異常なペース。陽性の多くが午後の数時間に判明したことが主因」と指摘。「比較的短時間の異常な増加を精査するとともに、今後数日の傾向を注視する」とした。

前日の感染者は3277人。集中治療室(ICU)の利用率は80近くに達している。

過去1カ月の感染者9万0203人の98.7%近くは無症状もしくは軽症だが、約0.2%の感染者が亡くなっている。ICUで治療を受けている患者と重症患者の比率は、それぞれ0.1%。

27日時点でICUの空き病床は72床前後。ICUの全体の利用率は79.8%。

保健省はICUの病床を増やす方針を表明。政府は新型コロナ患者用にICUの病床を200床押さえており、短期間で病床を100床増やせるという。

政府は20日、新型コロナウイルス感染拡大による医療への圧迫を軽減するため、感染抑制のための一部規制を1カ月前後延長すると表明した。シンガポールでは、人口の84%前後がワクチンを接種、14%がブースター接種(追加接種)を受けている。