[オタワ 1日 ロイター] - カナダ政府は1日、次期戦闘機88機の選定を巡る調達先候補企業から米ボーイングを排除した。ボーイングとカナダ航空機メーカーとの間で起きた過去の対立が今回の決定に影響したと説明した。

これにより、米ロッキード・マーチンとスウェーデンのサーブのみが、契約獲得に向けて競争することになる。カナダ政府は最大190億カナダドル(148億米ドル)の規模となる可能性のある契約について、決定を来年に下す方針だとしている。

ロイターは11月25日、国防筋の話として、ボーイングの「F−18スーパーホーネット」を禁止するという決定を報じた。

今回は連邦調達省が正式発表し、ボーイングに言及しなかった。

ボーイングは今回の発表に「失望し、深く憂慮している」と表明。発表文で「この決定をより良く理解するために米国およびカナダ政府と協力しており、早期の説明を求めている。その後に今後の方針を決定する」とした。詳細は明らかにしていない。

調達省は決定理由の1つとして、2017年にボーイングが米商務省に対して、カナダ政府が加ボンバルディア製のジェット旅客機に不当に補助金を出していると正式に申し立てたことを挙げた。

カナダ側は、カナダの国益に経済的にマイナスの影響を与えた企業の参加をあまり好意的に受け止められないと指摘した。