[ジュネーブ 26日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)総会は26日、ウクライナにおけるロシアの行動を非難する西側諸国主導の決議を採択した。賛成は88、反対は12、棄権は53だった。

ただ、WHOでのロシアの投票権を直ちに停止するまでには至らなかった。ロシアの投票権を巡っては以前から停止を求める声が挙がっていた。

また、ロシアとシリアが提案していた「ウクライナとその周辺における健康上の緊急事態」に深い懸念を表明する決議案については、反対66、賛成15で否決された。棄権は70だった。この決議案には、ロシアのウクライナにおける行動については、全く言及されていなかった。

ウクライナのフィリペンコ在ジュネーブ国連大使は「このフォーラムを欺こうとするロシアの皮肉な試みは失敗した」と述べた。

ジュネーブ国連機関ロシア連邦常駐代表部のアレクサンドル・アリモフ副代表は自国の決議案を「建設的」とする一方、西側の決議案を「政治的かつ一方的で偏ったもの」と非難。今回の結果を受け「WHOを操ることは許されない」とした。

中国は両決議案の採決でロシアを支持し、WHOはウクライナの健康上の問題を議論する場としてふさわしくないと主張した。