[マドリード 29日 ロイター] - 米バイデン政権は29日、トルコの戦闘機の近代化を支持するとして、同国が求めている米ロッキード・マーチン製の戦闘機「F16」の売却に応じる可能性を示唆した。

トルコは28日、北欧フィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を一転して支持。これを受けNATO首脳は29日、宣言でスウェーデンとフィンランドをNATO加盟国にするために招待すると表明した。

米国防省のセレステ・ウォランダー次官補(国際安全保障問題担当)は記者団に対し、トルコの力強い防衛力はNATOの防衛強化につながるとし、「米国はトルコの戦闘機の近代化を支持する」と述べた。

トルコは昨年10月、米国に対しF16戦闘機40機の売却を求めたが、トルコがロシアから防衛ミサイルシステムを調達したことで、問題が複雑化していた。

トルコがフィンランドとスウェーデンのNATO加盟を一転して支持したことに関連して、米政府高官は「米国はトルコに何も提供せず、トルコから何も求められなかった」とし、米国が見返りを提供したとの見方を否定している。