[1日 ロイター] - ロシアとウクライナを訪問したインドネシアのジョコ大統領は、両国の紛争で生じた食料・肥料のサプライチェーン(供給網)混乱が緩和に向かうことに期待を示し、両国間の外交的な橋渡し役を務める考えを表明した。

ジョコ氏は6月30日、モスクワでロシアのプーチン大統領と会談。その後の共同記者会見で「ロシアとウクライナの双方からの食料と肥料の供給を保証すると述べたプーチン氏に本当に感謝している。これは良いニュースだ」と語った。

また「人類のために私はロシアの食料と肥料およびウクライナの食料を世界のサプライチェーンに復帰させる国連の取り組みも支持する」と述べた。

ジョコ氏はロシアからの肥料輸出やウクライナからの穀物輸出がなければ、世界の食料供給問題は改善しないという認識を示し、対ロシア制裁の影響が及ばないことを確実にするよう、今週ドイツで開かれた会議で主要7カ国(G7)首脳らに促したことも明らかにした。

ロシアとの協力を継続すると表明したほか、ウクライナとの紛争を巡り平和的解決に向けた動きが重要と改めて強調した。

プーチン大統領は、インドネシアの肥料需要に応える用意があるとしたほか、ロシアは国外におけるエネルギーや食料、肥料の供給契約に基づく義務を果たす意向と言明した。

ロシアはウクライナの穀物輸出を妨げていないとし「ウクライナ軍は港への経路に機雷を仕掛けているが、その機雷の除去を妨げるものは誰もいない。われわれはそこからの穀物輸送の安全を保証する」と述べた。

ジョコ氏はウクライナのゼレンスキー大統領からのメッセージをプーチン氏に伝えたことを明らかにし、インドネシアは両首脳の「コミュニケーションの橋渡し役」になる用意があると表明した。メッセージの内容については言及しなかった。

ジョコ大統領は6月29日にウクライナの首都キーウも訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。