[ムンバイ 14日 ロイター] - 「インドのウォーレン・バフェット」と称された富豪で著名投資家のラケシュ・ジュンジュンワラ氏が14日に死去した。62歳だった。

米誌フォーブスによると、純資産額はおよそ60億ドル(約8000億円)で、数十社のインド企業株などを保有。「トレンドはあなたの友人」「私には『ルールなど存在しない』というルールしかない」といった幾つもの印象的な発言も残している。1週間前には自身が立ち上げた格安航空会社の営業が始まったばかりだった。

ジュンジュンワラ氏は10年前ロイターに「私が知っていることと言えばトレーディングと投資に尽きる。生涯でほかに何かやりたいとは思わない。死ぬまで続ける」と語っており、まさにその通りの人生になった。

同氏はモディ首相の強力な支援者でもあった。モディ氏は14日、ジュンジュンワラ氏について「不屈の精神を備え、活力と知性に富み、優れた洞察力の持ち主」だったと称え、その死を惜しんだ。

インドの金融の中心地であるムンバイでジュンジュンワラ氏と30年余りも付き合いがあったビジネスマンや銀行関係者からは、同氏の巧みなコミュニケーション能力のおかげで小口投資家の株式市場に対する理解が深まったとの声も聞かれた。

ジュンジュンワラ氏は10代で株式投資を始め、借金をしながら割安と判断した銘柄に資金を投じることで次々に大きな利益を生み出した。またかつてロイターに、1991年のインド経済自由化以来の国内株式市場の拡大が自らの成功の大きな要因になったと明かしていた。

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