[ベルリン 15日 ロイター] - ドイツ空軍は、19日から始まる日米韓など17カ国が参加するオーストラリアでの合同演習「ピッチブラック」に向け、軍用機13機を派遣した。平時としては最大の規模で、台湾情勢などを巡り中国との緊張が高まる中、独政府がインド太平洋地域における関与を強化し、軍事プレゼンスの拡大を狙っている様子が浮き彫りとなった。

戦闘機「ユーロファイター」6機や給油機3機が15日ドイツを出発。輸送機4機はすでにオーストラリアに向かっているという。

ドイツは昨年にも、約20年ぶりに軍艦をインド太平洋地域に派遣している。

独空軍のゲルハルツ総監によると、これら戦闘機は日本や韓国も訪れる予定。

中国との緊張の火種となっている南シナ海や台湾海峡を通過する可能性があるかという記者団からの質問に対しては、ゲルハルツ氏は民間航空の飛行ルートを使用するとし、台湾海峡を通過する予定はないとした。

さらに、今回の軍用機派遣について「中国に脅威を与えるメッセージを発するとは思わない」とし、むしろドイツの同盟国に対するシグナルになるという認識を示した。