[ロンドン/キーウ 30日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は30日、東部ドネツク州北部の要衝リマンに言及し、ウクライナ軍が東部で「重要な成果」を上げたと述べた。

ウクライナ国防省はこの日、ウクライナ軍がリマン北東10キロの地点にあるドロビシェベ村を制圧したと表明。リマンはウクライナ軍が今月に入り反転攻勢を加速させてから、両軍の新たな戦闘の中心地となっていた。

ゼレンスキー氏はビデオ演説で「東部で重要な成果があった。リマンで起きていることは周知の通りだ」とし、「こうした動きはウクライナにとって大きな意味を持つ」と述べた。ただ、詳細は明らかにしなかった。

これに先立ちウクライナ軍の報道官は公共放送で、リマンでロシア軍を包囲していると表明し、「敵の進軍、弾薬などの補給に使うルートは全て事実上(ウクライナ軍が)押さえている」と述べていた。

東部の親ロシア派組織「ドネツク人民共和国」を率いるデニス・プシリン氏は、リマンがウクライナ軍に半ば包囲されており、前線からの報告は「憂慮すべきもの」と発言。SNS(交流サイト)への投稿で、ロシアへの正式編入を前に「ウクライナ軍は、この歴史的な出来事を黒く塗り潰そうと全力で取り組んでいる」としていた。