[ワシントン 1日 ロイター] - 米民主党全国委員会(DNC)は2─3日に首都ワシントンでの会合で、大統領選候補者指名のための4年ごとの予備選・党員集会の開催地順番変更を協議する見通しだ。皮切りの開催は伝統的にアイオワ州の党員集会だったが、民主党幹部8人の話では、党にはもっと人種構成が多様な州に設定したい意向があるという。

幹部の1人は、具体的な開催地の順番はまだ決まっていないものの、党として1番目をアイオワ州からミシガン州に差し替える方向にあると明かした。

全国委員会のある幹部は「私がはっきり承知しているのは、今後は決してアイオワが候補指名争いの最初の場所にならないだろうということだ。他の全ての状況は未定で、会合で激しい議論が交わされるのは間違いない」と述べた。

アイオワ州は人口数と州内総生産の双方で全米31位の規模にとどまる。しかしこれまで50年近く、民主、共和両党とも大統領選の候補者選びを開始する党員集会の開催地として常に特別な注目を集めてきた。

これに対し民主党内では、アイオワ州では白人の人口が今なお全体の約9割を占めており、もはや本選で優位に立てると見込まれる候補を真っ先に予想する上で適切ではなくなっているとの声が上がっている。米国の人口動態は変化しており、ピュー・リサーチによると、1996年時点で約85%だった全米有権者の白人比率は2020年に69%まで低下した。有権者で最も若い「Z世代」では白人比率は55%に過ぎない。

民主党組織内ではそれぞれ自分の地元に予備選・党員集会の天王山「スーパーチューズデー」前の序盤戦を「誘致」したいとの思惑が交錯。これまでこの序盤戦グループに属してきたのはアイオワ州のほかニューハンプシャー州、ネバダ州、サウスカロライナ州だった。

現状で党全国委員会には20の州・地域が24年の大統領選予備選・党員集会の序盤の開催地になりたいと申請。今年の夏場にかけて17カ所の代表が全国委員会に招かれ、誘致のアピールを演じた。

特にアイオワに代わる1番目の座を巡っては、いずれも予備選方式のミシガン州とミネソタ州による競争が熾烈だ。両州とも11月の中間選挙で知事職も州議会も民主党が押さえ、現況では民主党有力州。党内からはミシガンで早い時期に予備選を開催するには州の規模が大き過ぎて、候補者の資金面の負担が重くなるとの異論も出ている。それでもミシガン州支持派は、毎回の大統領選で与野党が接戦となる同州でこそ候補者の実力が試されると主張している。

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