[国連 9日 ロイター] - 英国のバーバラ・ウッドワード国連大使は9日、ロシアはイランから弾道ミサイルなどの兵器を入手しようとしており、その見返りとしてイランに過去に例のない規模の軍事・技術支援を提供していると述べた。

ウッドワード大使はまた、イランが8月以降、ロシアに数百機のドローン(無人機)を提供し、ロシアはこれらをウクライナで「民間人の殺害と民間インフラへの攻撃」を行うために使用したと述べた。

ロシアはウクライナ紛争に関連する兵器が欧州、中東、アフリカなどの地域で「テロリストの手に渡っている」と主張。この件についてロシアが開催を要請した国連安全保障理事会会合が9日に開かれる。

ウッドワード氏は同会合を前に記者団に対し「ロシアは現在、数百発の弾道ミサイルなど、より多くの兵器を手に入れようとしている」とし、「ロシアはその見返りにイランに前例のな規模の軍事・技術支援を提供している。ロシアがイランに高度な軍事部品を提供することで、イランの軍事力が強化されることを懸念している」と述べた。

また、ロシアが北朝鮮など厳しい制裁の対象になっている国から兵器を調達しようとしていると「英国はほぼ確信している」と語った。

ロシアのネベンジア国連大使は9日、ロシアがイランから軍事物資を受け取っているとの批判に対し、ロシアはすでに「何度も」反論していると指摘。「ロシアの軍事複合体は何も問題なく機能しており、誰の援助も必要としていない。一方、ウクライナの軍事産業は基本的に存在せず、西側諸国から援助を受けている」とした。

イランはロシアへの無人機提供を否定。ロシアはイラン製無人機をウクライナ攻撃に使用したことを否定している。イランの国連代表部からコメントは得られていない。