[ベルリン 27日 ロイター] - ドイツのピストリウス国防相は27日付の南ドイツ新聞とのインタビューで、1000億ユーロ(1080億ドル)という特別防衛基金の規模について、ニーズを満たすにはもはや十分でないと述べた。

年間の防衛予算についても500億ユーロから引き上げる必要があるとの見方を示した。

さらに、ウクライナに供与する主力戦車「レオパルト2」14両の代わりも含め、防衛装備品を補充する必要があると指摘した。

ウクライナが次の軍事支援として求める戦闘機については、供与は「あり得ないことだ」と否定した。

「戦闘機は主力戦車よりもはるかに複雑なシステムだ」と説明。「わたしが警告している次元に踏み込むことになる」と懸念を示した。