[北京 28日 ロイター] - 中国国務院(内閣に相当)は28日、主要国が景気後退リスクに直面し外需が減速する中、国内経済のけん引役として消費回復と輸入拡大を促す方針を示した。中国国営中央テレビ(CCTV)が報じた。

李克強首相が主宰した閣議で海外投資プロジェクトの加速や人民元の安定維持を表明したほか、国境をまたぐ移動を容易にし、企業による国内外の見本市参加を支援する方針も示した。

また、一連の規制強化で近年打撃を受けてきたデジタルプラットフォーム経済や民間部門への支援を改めて表明した。

中国の税務当局が28日明らかにしたところによると、27日までの1週間の春節(旧正月)休暇中の消費は、新型コロナウイルス関連規制の緩和を受けて前年比12.2%増加した。