[28日 ロイター] - ウクライナ大統領府のポドリャク顧問は28日、長距離ミサイルの供与について同盟国との協議を急いでいることを明らかにした。

同顧問は国内テレビのフリーダムに「ロシアが現在前線で使用している主要兵器である大砲を劇的に減らすため、武器庫を攻撃するミサイルが必要だ」とし、ロシアが占領しているクリミア半島には大砲の武器庫が100以上あると述べた。

「交渉はすでに進んでおり、交渉ペースを加速させている」とし、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

また、ゼレンスキー大統領は夜のビデオ演説で、ウクライナ都市部や民間人に対する攻撃を先手を打って阻止したいと発言。長距離ミサイルが必要だと述べた。

大統領は米国製のATACMSミサイル(射程297キロ)が必要だと訴えたが、米政府はこれまでのところ要請に応じていない。

国内オンラインメディアのバベルによると、ウクライナ空軍は同盟国から戦闘機24機を調達する意向だとの新聞報道を否定。現在も協議中だと述べた。