[1日 ロイター] - ロシアのペスコフ大統領報道官は1日、米ロの核軍縮の枠組みである新戦略兵器削減条約(新START)について、軍備管理に対する米国の破壊的なアプローチにもかかわらず、ロシアは維持したいと考えていると述べた。

米国は前日、核関連施設の査察を認める義務を果たしていないとして、ロシアは新STARTに違反していると非難した。

ペスコフ報道官は記者団に対し、現況がいかに「悲しいもの」であっても、米国との対話を続けるために少なくとも何らかの「示唆」を残す必要があると指摘。

新STARTは「少なくとも仮想的に実行可能」な唯一の条約との見方を示し、「ロシアはこの条約を継続させることを極めて重要視している」と述べた。