［イスラマバード　２日　ロイター］ - パキスタン中央銀行は２日、同中銀の外貨準備が１月２７日までの１週間で１６．１％減少して３０億９０００万ドルになったと発表した。外貨準備の減少は対外債務の返済によるものだと説明した。

中銀によると、商業銀行の準備高は５６億５０００万ドルで、同国の合計準備高は８７億４０００万ドルとなった。

投資会社アリフ・ハビブの推計では、準備高は２０１４年２月以降で最低であり、わずか１８日分の輸入を賄う水準となっている。

パキスタンは２日、経済の崩壊を防ぐために設計された７０億ドルの支援プログラムについて国際通貨基金（ＩＭＦ）と協議した。協議は９日まで続けられる。

アリフ・ハビブの調査責任者は、パキスタンは「新たな資金流入を強く必要としており、危機を回避するため可及的速やかにＩＭＦの支援措置の再開が求められる」と述べた。