[ワシントン 6日 ロイター] - バイデン米大統領は6日、米国による中国の偵察気球撃墜により米中関係が弱まることはないとの認識を示した。

ホワイトハウスで記者団に対し、気球は適切なタイミングで撃墜する必要があるとずっと考えていたと述べた。

この問題で米中関係が弱まるかとの質問には「ノー。中国にわれわれが行うことを明確にしていた。彼らは米国の立場を理解している。引き下がるつもりはない」と応じた。

「われわれは正しいことを行った。弱めるとか強めるという問題ではなく、それが現実だ」と語った。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官は、対中関係を巡って米国は冷静さを保つと表明。昨年11月に行った米中首脳会談を基に関係を発展させたいと望むかどうかは中国次第だと述べた。

また、米沿岸警備隊は6日、米戦闘機が撃墜した中国の偵察気球の残骸を軍が捜索している間、サウスカロライナ州沖の海域に警備区域を一時的に設定した。

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