[バンコク 9日 ロイター] - タイ商工会議所大学(UTCC)が9日発表した1月の消費者信頼感指数は51.7となり、前月の49.7から上昇し、2年2カ月ぶり高水準を記録した。観光業の回復と政府の刺激策が指数を押し上げた。

UTCCは、中国人観光客が戻り国内の観光業は力強く回復しており、景気に対する楽観的見方が広がったと指摘。「全ての指数が上昇し、第1・四半期の消費が拡大することを示している」と説明した。

プラユット首相は7日、今年は3000万人以上の観光客が見込めると述べた。政府は少なくとも700万─800万の中国人観光客を期待している。

2022年の外国人観光客の数は1115万人と、新型コロナウイルス規制の影響で落ち込んだ21年の約42万8000人から急増した。