[29日 ロイター] - ウクライナ軍当局者は東部の要衝バフムトとアブデーフカの戦況について、ロシア軍が完全掌握に向け激しい攻撃を続けているが、ほとんど前進していないと述べた。一方、親ロシア派当局者は当地での前進を主張した。

ウクライナ軍参謀本部は28日夜の声明で、この2つの町とドネツク地方の近隣地域がロシアによる攻撃の矢面に立たされ続けていると発表した。

ウクライナ軍のチェレバティ報道官は28日夜に国営テレビに対し、バフムトだけで70件の砲撃があったとし、「彼らは単に攻撃を続けてウクライナの部隊を疲弊させようとしている」と述べた。

ウクライナ軍によると、同国の戦闘員はロシア軍の攻撃を回避し続け、ロシア側に多数の犠牲者が出ているという。

ロイターは実際の戦況を確認できていない。