[シドニー 29日 ロイター] - オーストラリア統計局が29日発表した1月の小売売上高は前月比で増加に転じた。ただ、高金利や生活費高騰を受けて購買力が低下する中、前年比の伸びは低迷が続いた。

1月の売上高は季節調整済み前月比1.1%増の357億豪ドル(231億8000万米ドル)。昨年12月(改定値)は11月のブラックフライデーの反動で2.1%減少していた。

1月はアナリスト予想の1.5%増には届かなかった。

前年比では1.1%増。急速な人口増加を踏まえると弱い伸びにとどまった。

オックスフォード・エコノミクス・オーストラリアのマクロ経済予測責任者、ショーン・ラングケーク氏は「最近の変動をならして見ると、小売売上高の基本的な傾向は依然として弱く、昨年9月から売上高はほぼ変わっていない」と指摘。

「2024年を通じて個人消費の勢いはまだら模様になると見込む。減税が実施され、豪準備銀行(中央銀行)が第4・四半期にも政策を緩和するのに伴い、年後半にはやや改善するとみられるが、それまで個人消費の伸びは小幅にとどまるだろう」と述べた。