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Anthony Deutsch

[アムステルダム 18日 ロイター] - 今年の世界報道写真大賞(プレス・フォト・オブ・ザ・イヤー)は、パレスチナ自治区ガザで5歳の姪の遺体を抱きかかえる女性を撮影したロイターの写真記者モハメド・サレム氏に贈られた。

写真は2023年10月17日、ガザ南部ハンユニスのナセル病院で撮影。病院の遺体安置所で床にしゃがみこんだ女性が埋葬布にくるまれた子どもの遺体を抱きしめ号泣している。「配慮と敬意をもった構成」が評価された。

サレム氏はパレスチナ人で39歳。2003年からロイターで働いている。この写真が昨年11月に初めて公表された際、「この写真は、ガザ地区で何が起きているかを集約していると感じた」と語っている。同氏は10年の世界報道写真コンテストでも賞を受けている。

ロイターの写真・ビデオ担当グローバル・エディター、リッキー・ロジャーズ氏は、授賞式で「モハメドは、これは祝うべき写真ではないと受賞の知らせを謙虚に受け止めたが、評価されたこと、より多くの読者に届けられる機会に感謝している」と述べた。

その上で「この賞によって、世界が戦争、特に子どもたちが受ける人道的影響をより強く意識するようになることを彼は望んでいる」と語った。

世界報道写真財団(WPP、本拠:オランダ・アムステルダム)は受賞者発表に当たり、紛争を取材するジャーナリストが直面する危険を認識することが重要だと指摘。10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル急襲以降、現地で取材したジャーナリストやメディア関係者99人が死亡したという。

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