Patricia Zengerle

[ワシントン 16日 ロイター] - 米下院は16日、バイデン政権にイスラエルへの武器供給を再開させる法案を可決した。下院の過半数を占める共和党は、バイデン大統領がイスラム組織ハマスと戦闘中のイスラエルにパレスチナ自治区の民間人の保護強化を求め、同国への爆弾の供給を一時停止させたことを非難した。

同法は賛成224、反対187で可決された。多数の共和党議員と民主党議員16人が賛成票を投じ、共和党議員3人と多数の民主党議員が反対票を投じた。

上院で同法が可決され、成立する見込みはないが、下院の動きはイスラエル政策を巡る米国内の深い溝を浮き彫りにした。