[モスクワ 18日 ロイター] - ロシアのサンクトペテルブルクの裁判所は、ドイツ銀行とコメルツ銀行がロシア国内で保有する資産の一部差し押さえを命じた。

両行は産業ガスを手がける独リンデとのロシアにおけるガス処理プラントの建設契約の保証人となっていた。この契約はロシアのウクライナ侵攻を受けた欧米諸国の制裁により破棄された。

訴訟を起こしたのは、サンクトペテルブルクを拠点とするルスキムアライアンス。同社はこのプロジェクトを運営するロシアのガス大手ガスプロムが50%出資している。

サンクトペテルブルグの裁判所はドイツ銀行に対し、同行のロシア子会社およびドイツ銀行テクノロジーセンターの授権資本における100%の行使を禁止した。

裁判所はまた、ドイツ銀行、そのロシア子会社、およびドイツ銀行テクノロジーセンターの証券や不動産、銀行口座について、最大2億3860万ユーロ(2億5900万ドル)の差し押さえを命じた。

ドイツ銀行は、この件に関して既に約2億6000万ユーロの引当金を計上していると明らかにした。

裁判所はまた、9370万ユーロ(1億1085万ドル)相当のコメルツ銀行の資産や有価証券、モスクワ中心部にある同行の建物を差し押さえた。