[キーウ 20日 ロイター] - ウクライナ当局は20日、ロシアの激しい攻撃が続く北東部ハリコフ州の国境の町ボウチャンスクについて、ウクライナ軍が依然として約60%を死守していると述べた。    

ロシアがボウチャンスクを占領すれば、今月初めにハリコフ州北部に新たな戦線が開かれて以来、ロシア軍に大きな戦果を与えることになる。

ハリコフ州のシネグボフ知事は、ウクライナ軍が市街地の細かい区域ごとに防衛を試みているとし、「この地域の北部を素早く占領するという敵の計画は失敗した」と述べた。  

一方、ロシア軍は20日、ウクライナ東部ルハンスク州のビロホリフカを完全に制圧したと発表した。

またロシア国防省は、ハリコフ州のボウチャンスク、スタリツィア、フリボケ付近でも激しい戦闘があり、ウクライナ軍の反撃2回を撃退したと述べた。