Michel Rose Elizabeth Pineau

[パリ 12日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は12日、国民議会(下院)選挙で極右の国民連合(RN)が躍進するのを阻止するため、主要政党に「大同団結」を呼びかけた。

下院選は30日に第1回投票、7月7日に決選投票が行われる予定。最新の世論調査では、第1回投票でRNの得票率が31%、左派連合が28%に達し、マクロン氏の与党は18%にとどまる見通しだ。

こうした中でマクロン氏は下院の解散総選挙に踏み切ったことについて後悔はないと明言。「私は2027年(の次期大統領選)に過激な右派へ政権の鍵を渡したくない。だから白黒をつけるための行動の引き金を引いたことを全面的に受け入れる」と語った。

その上で「過激主義の熱に冒されていないと自認する同胞や政治指導者たち」は「統治のための連合という新しいプロジェクトを構築する」よう訴えた。

マクロン氏は、与党が下院で敗北しても辞任はしない姿勢を示している。

またマクロン氏は、野党第3党で中道右派の共和党のシオティ党首が打ち出したRNとの協力方針を「悪魔との取引」だと強く批判した。

共和党指導部は12日、こうした動きをしたシオティ氏を除名処分とするなど、フランス国内には政治的な混乱が広がっている。