Francois Murphy John Irish

[ウィーン/パリ 12日 ロイター] - イランは、国際原子力機関(IAEA)による査察拒否に関する決議を受け、ウラン濃縮活動を強化している。複数の外交官が12日明らかにした。

IAEAは5日、イランが一部査察官の受け入れを拒否していることの見直しなどを要求する決議を採択した。

5人の外交官の話では、これに対してイランは、2カ所の地下核施設で遠心分離機のカスケードをより多く設置することを計画している。

ただウィーン駐在外交官の1人はイランの濃縮活動のエスカレーションについて「想定したほど踏み込んではいない」と述べた。

理由は不明だが、ヘリコプター墜落事故で死亡したライシ大統領の後を継ぐ新政権が発足するまで大々的な動きを控えているのかもしれないという。

イランは1年半前も、査察への協力を求めたIAEAの決議採択後に、核施設でウランを核兵器級の90%に近い60%まで濃縮する作業を開始していた。