[コペンハーゲン 17日 ロイター] - デンマークは17日、ロシア産原油をバルト海経由で輸送するいわゆる「影の船団」を阻止する方法を検討していると発表した。これを受け、ロシアの外交官はこのような動きは受け​​入れられないと反発した。

ロシアは海上輸送される原油輸出の約3分の1、世界の供給量の1.5%をバルト海への玄関口となるデンマーク海峡を経由して輸送しており、この輸送を止めようとするいかなる試みも原油価格の上昇を招きかねないほか、ロシア政府の財政に打撃を与える可能性がある。

デンマークのラスムセン外相はロイターに対し、デンマークは同盟国を集め、影の船団を標的とする対策を検討したと指摘。ただ、どのような対策が検討されているかについては明らかにしなかった。

協議に参加した国には他のバルト諸国や欧州連合(EU)加盟国も含まれているという。

これに対し、ロシアの駐デンマーク大使はロイターに対し、海峡を通過する船舶に制限を課すことは受け入れられないと指摘。デンマーク領海での船舶の妨害のない通航は1857年のコペンハーゲン条約によって保証されており、同条約は現在も有効かつ法的拘束力を持つとした。