天神ビッグバンで昼食の場所が大きく減少「ランチ難民」大量発生→ワンビル開業でどうなった? 解消されたように見えるが課題も
RKB6/16(月)18:15
福岡市の天神地区では、再開発に伴って飲食店の数が減ったため、昼食の場所を探すのに苦労するいわゆる「ランチ難民」が問題となっていました。
今年4月に再開発の目玉である「ワン・フクオカ・ビルディング」が開業しましたが、問題は解消されたのか取材しました。
ワンビルの天神福食堂は連日行列

堺恭祐 記者
「お昼時の天神福食堂、入り口には長い行列ができています」

「ワン・フクオカ・ビルディング」の5階にある天神福食堂。
定食や丼ぶり、麺類など、13種類のメニューのほとんどが1000円以下で提供されています。

オープンからまもなく2か月が経ちますが、昼時には連日行列が続いています。

Q 昼休みは何時まで?
「1時15分まで」
Q 間に合いそう?
「間に合いそうです」

「よく使わせていただいてます」
Q よく来るんですか?
「はい。もう5~6回来てます」
回転を早くするため様々な工夫


西鉄 食堂事業担当 徳久愛子 課長
「毎日ワーカーの方に来ていただきたいなと思っていて、価格の一つの目安が1000円かなと意識をして提供しています。(食堂の方が)野菜の皮とかはしっことか、そういうところを料理に上手にお使いになるんですよ。調理の工夫で低価格を実現しています」

ランチタイムの回転率を上げるため、モバイルオーダーやキャッシュレス決済を取り入れ、さらに食事の受け取り、片付けはセルフサービスです。

また、座席数は209席と天神地区最大級の広さがあります。

ワンビルには地下1階と2階などにも飲食店が入っていて、ビル全体では「1800席」にのぼります。
日替わりでキッチンカーも登場

一方、市役所の近くにある済生会福岡総合病院のそばには、今月から日替わりでキッチンカーが出店しています。

病院職員
「『水曜日はカレーだよ』とスタッフが言ってたので。呼ばれたらすぐ対応しないといけないので、看護師とか医者はなかなか出る時間がないので」

病院職員
「コンビニ弁当ばっかりだったので、いろんなおいしいお店のご飯を食べられていいなと」
この場所は、ビルなどの敷地に設けられた「公開空地」です。
福岡市はおととし公開空地の規制を緩和しキッチンカーの出店を後押しました。

現在、ランチタイムには天神地区の5か所にキッチンカーが出店しています。
天神のランチ事情について情報誌の編集長は
「ランチ難民」は解消されたようにも見えますが、福岡のグルメを長年取材する情報誌「シティ情報ふくおか」の編集長は、天神のランチ事情についてこのように話します。

シティ情報ふくおか 河野真之 編集長
「観光客の方がすごく増えて、ランチ時間もそうなんですけど、ランチ外したタイミングでもずっと並んでるお店とかあります。

たしかに、天神の人気店では昼時に長い行列ができています。
「価格が高い」という声も・・・
さらに街の人からはこんな意見もー

Q 予算はいくらぐらい?
「1000円ですね、1000円で行きたいですね。1000円超えたらちょっとうってなりますね」

「学生のときはワンコインでランチが食べられていたので、ここら辺しょっちゅう行ってたんですけど、今それが倍近くなってるなっていうのは感じますね」
再開発で適正価格になったという見方もできますが、客にとっては辛いところ。

大丸福岡天神店の従業員食堂を覗いてみると、昼前からほぼ満席の状態。
午前11時半のオープンから閉店の時間まで、客が途切れることはなく、ピーク時には相席も当たり前だといいます。

男性従業員
「この大きさでなんと490円。ほぼ毎日です」

男性従業員
「リーズナブルでボリュームもけっこうありますし、外ではもうあんまり食べてないです」

この食堂は休憩所も兼ねていて、従業員は注文しなくても利用できるため、自前の弁当を持参する人も多く見られます。

女性従業員
「子供がいるのでなるべく節約のためになるべくお弁当を自分で持ってきてます」
物価高が続く中、手頃な価格で昼食をとれる場所を求めて。
天神のランチをめぐる悩みは続きそうです。




