「あの時、きちんと対応されていたら・・・」56歳母が腰痛治療中に死亡 医師の裁判で長女が訴える 熊本
RKK熊本放送10/9(木)18:31
経営するクリニックで医療ミスを犯し、50代の女性患者を死亡させたとして医師が罪に問われている裁判で、死亡した女性の長女がその無念を訴えました。
死亡した女性の長女(30代)「急変した後の対応がきちんとなされていたら、母は一命をとりとめていたと思うと悔しくてたまりません」
当時56歳だった女性は2020年5月、腰痛の治療に訪れた熊本市南区城南町のクリニックで死亡しました。

この事件をめぐり、死亡の原因は医療ミスとして、クリニックの院長で医師の下田幸嗣被告(68)が業務上過失致死の罪に問われています。

「なぜ母が命を落とさなければならなかったのか」
検察は10月9日の裁判で「腰に麻酔の注射を打った後、女性が激しい痛みを訴えた際、血圧や脈拍をチェックせずに複数の鎮痛剤などを投与した」こと、さらに「状況が深刻になってもすぐに救急要請をしなかった」ことを指摘し、下田被告に禁錮1年6か月を求刑しました。
一方、死亡した女性の長女は被害者参加制度を使って法廷に立ち、被告に「なぜ母が命を落とさなければならなかったのか」と訴えました。
死亡した女性の長女(30代)「ずさんな医療や医師の傲慢さが引き起こした事件。今後二度とないように、医師にはもう一度、医療について考えてほしい」
一方、弁護側は起訴内容をおおよそ認めたうえで「症状の改善を試みていて、放置した訳ではない」として執行猶予付きの判決を求めました。
判決は11月28日に言い渡される予定です。

